top of page
  • 執筆者の写真小森智文

お盆の時期だからこそ

 先週辺りから、コロナの第5波で、感染者が急激に増えて来ています。

 コロナ自粛も1年半に及び、オリンピックを強行開催したことで、政府が田舎や実家に帰省をするなと言ったところで、効果は薄いものと思われます。最近の感染者の傾向としては、ワクチンを接種したと思われる高齢者が少なくなっていることから、ワクチンも一定の効果はありそうです。しかし、海外では変異株に対応するために、3回目摂取を開始しようとする動きや、また、ワクチンを打っていても感染してしまうブレイクスルー感染もあるというので、まだまだ安心できそうにはありません。


 このコロナも含め、人はいつ病気になったり、交通事故等に巻き込まれ、重度の障害や死亡するかは、わかりません。 日本人にとっては、死は忌み嫌うものとして、なかなか考えようとしませんが、人は生まれた瞬間から死に向かって歩みを進めており、決して死から逃れることはできません。


 お盆で先祖のことを思い出す時期に、両親や兄弟、夫婦間などで、思い出話から、次のようなことを話あってみてはどうでしょうか?

 ・ご先祖の話(どのような人物で、どうなくなったのか)

 ・終末期医療(延命措置をするかどうか)

 ・葬儀(宗派、菩提寺、規模、連絡して欲しい人など)

 ・埋葬先


 私の場合は、両親と私で、しっかりと話し合いをしました。

 両親の意見は全く異なるものでした。母は葬儀は不要、遺骨は散骨、父は葬儀も、お墓も欲しいと、意見は全く違っていました。

 まずは、父にお墓は故郷がいいのかを確認し、母には父がお墓を希望しているので、一緒のお墓に入ってもらうことを了承してもらいました。

 葬儀については、父には成人した兄弟だけで10人いるため、親族に連絡をして、葬儀に参列を希望されても、遠方から来られれば、その手配や対応を私一人で行うことは限界があるので、葬儀ではなく、四十九日法要の際に呼ぶことにし、葬儀は家族葬で行うことで納得してもらい、母にもご近所の目があるので、葬儀は執り行うことで理解してもらいました。


 父の容態が急変した際は、まだ母に相談することができましたが、母の時は、事前に延命治療をしないと何度も話し合っていましたが、苦しそうにしている母の姿を隣で見ていると、本当にこの選択が正しいのかと、気持ちが揺らいでしまうこともありました。

 両親ともに老人ホームから容態悪化の知らせを受けてから5~6時間で、最後は苦しむことなく息を引き取ったというのは、本人にとっても、家族にとっても良かったことだと、言い聞かせるようにしています。


 なかなか、こういう話を切り出すことは難しいかもしれませんが、日頃から、関係を築いておくことが大切なことだと思います。

閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page