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  • 執筆者の写真小森智文

西宮捜査資料紛失事件

 今月の半ば、兵庫県警生活安全部生活経済課の男性警部が、事件関係者約400人の氏名など、個人情報が記載されていた捜査中の事件の資料を紛失したというニュースがありました。

 その後、このニュースの続報は、聞いた覚えがありません。

 2ヶ月に前に、隣の尼崎市のUSB紛失事件があったにも関わらず、全く、同じようなことが起きています。それも、お酒を飲み、酔いつぶれて道で寝てしまい鞄を紛失してしい、その上、この情報を持ち出すにあたって、正当な手続きを経ていないということです。

 そして、このようなニュースの最後には「再発防止のための指導を徹底してまいります。」というお決まりのコメントが必ずありますが、同じようなことが繰り返されていて、この言葉を聞くと、辟易していまいます。


 このニュースは件数が多いから、仕方がなしに発表しただけで、数人程度の個人情報の紛失は日常茶飯事ではないかと勘ぐってしまいます。

 こういうこと立て続けに起きたら、他の機関での出来事であっても、市民生活を担っている行政全体の出来事として捉えて、すぐに組織での教育徹底を図ってもらたいと思います。



 行政書士は総務省からマイナンバーカードの普及に向けて代理申請の委託を受けております。

 私の周りでマイナンバーカードを取得していない方に、今後の利便性からも取得することを勧めても、個人情報の流出が怖いという理由で、断られるケースが多く見られます。このような個人情報紛失事件が、マイナンバーカードの普及に影響を及ぼすということを、しっかりと認識してもらいたいと思います。

 こういう人為的なミスが、デジタル化された社会で起きれば、当然もっと大きな情報漏洩にも繋がりかねません。


 しっかりとしたルールを作り、それを徹底させ、倫理観や道徳観の向上を図り、二重・三重のチェック体制を敷くぐらいの徹底したことをしてもらいたいと思います。

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