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  • 執筆者の写真小森智文

第7波

 7月に入り、コロナの感染者数も増大し、第7波の感染期に突入しました。

 これまで感染拡大期に入ると行動自粛制限が発令されていませんでしたが、今回は経済活動優先から、行動自粛制限は行わないようです。

 子供たちは夏休みに突入し、学校でのクラスターは抑えられると思いますが、逆に学習塾などや、夏休みがないような保育園での感染には注意しなければならないと思います。

 そして一番の問題は、行動制限がなくなったことによって、これからお盆休みなどで、全国各地へ帰省したり、旅行に行ったりする機会が増え、これまでは感染者が抑えられていた地域でも、拡大が懸念されるということです。

 夏は開放的な気分にもなり、また、政府も熱中症対策から、外でのマスクは不要ということを打ち出していること、この2年間は自粛をしていたことの反動などからも、まだまだ感染者数は、8月末頃までは増え続けるのではないかと思っています。


 私は、毎日感染者数の数だけを報道するあり方には、非常に疑問を感じております。

 感染者の中で無症状の割合がどの程度なのか、また感染しても、2~3日の発熱などで済む割合、後遺症が残る割合、また、お亡くなりなった方などの年齢や、基礎疾患の有無などもとに、特にどのような方が注意すべきなのかということを伝えることの方が重要だと思っています。


 最近、医療従事者に対しては4回目のワクチン接種というニュースも出てきていますが、第1回、第2回が約80%、第3回が60%という程度であることを考えれば、国民がワクチンに対する信頼度は段々低下していると言わざるを得ません。五月雨的な政策より、もっと長期に渡って、インフルエンザワクチンのように年に1回接種が望ましいなどという指針や、重症化リスク低減に一定の効果があるということを、しっかりと示していくことが大切だと思います。



 誰もいつコロナに感染し、重症化するかは分かりません。また、コロナだけではなく、他の病気や、突発的な災害や事故等で、自身がどうなるかということは誰にも予想はつきません。

 常日頃から、様々なリスクに備えておくということが大切だと思います。

 


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