6月15日にブログとして取り上げました、河野行革担当大臣が打ち出した「6月末までに、霞が関での原則FAX全廃」を断念したというニュースがありました。
折角、前時代的なものが廃止される道筋ができると思っていたのに、残念に思います。
また、各省庁から400件程度の反論が寄せられ、反対の理由として「機密性の高い情報を扱う省庁でファクスは多用されており、メールに切り替えるとセキュリティーを確保する新システムが必要」「通信環境が十分ではない」「危機管理上、複数の回線確保が必要」などがあがったとのことです。
この反対理由を読む限り、FAXでの誤送信もあったり、送られたFAXを他人が持っていったり、破棄したりされる危険性もあることを考えれば、機密性が高いとは到底思えませんし、今どき、メールの送受信を行うだけの通信環境が十分でない方が、更に問題だと思います。この反対理由の中に、何らかの障害を持った方への配慮で廃止ができないというのがあれば、納得はできる面もあるのですが・・・。
今の全廃できない理由をあげて、抵抗するのではなく、将来を見据えた改革や行動を起こして欲しいと思いました。
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