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執筆者の写真小森智文

親なき後の相談事業

 現在、私は長兄の施設の家族会役員と顧問をしており、役員会後に個別相談会を行っております。

これを始めたきっかけは、家族会顧問と言う立場で、年に1回、全体に向けた勉強会を開いても、そのような内容は知っているという方、非常に勉強になったという方、初めて聞いたので難しいという方とおり、全体に向けた勉強会だけでは、次の一歩を踏み出しにくいだろうと感じたことです。

 また、勉強会の際に、個別質問をしようと思っても、時間の制約や周りの方に家庭の状況を聞かれたくないということもあるということもあり、家族会会長に相談をし、今年度からスタートさせました。

 そのことを、上部団体のひょうごかぞくねっと(https://h-kazoku.ivory.ne.jp/)の事務局にも話をしましたころ、是非かぞくねっとで個相談会を行って欲しいとのよう要請を受け、今月より試験的に3ヶ月程実施することになりました。

 また、長兄の施設の近くの施設からも、研修会や個別相談会を行って欲しいとの要望が寄せられ、少しでも親なきあとの対策にお役に立つのであれば、積極的に対応させてもらおうと思っています。

 ただ、難しいこととしては、行政書士は行政書士法で二重事務所の禁止という規則がありますので、個別相談会で、次のステップのことを依頼したいというお話をいただけても、相談会では受けることができません。

 また、兵庫県は東西南北に広く、私の住んでいる尼崎市は、兵庫県の中でも南東側の一番端に位置し、移動時間や交通費等を考えると、すべてのことを引き受けるということもできないと感じております。

 更に、成年後見人等になって欲しいという依頼があっても、私も既に14人を受け持っており、これから5人の方の候補者を依頼されていることもあり、段々と私が担当できる上限に近づいているという現状もあります。


 私は成年後見人等は、単にご本人だけの財産管理だけを行うのではなく、これまで一生懸命お子さんに携わってこられたご家族のお気持ちを理解して、支援者の一人として、チームを組んでいくべきだと考えております。

 兵庫県の一部の地域では、行政書士に限らず、弁護士や司法書士も少ない地域があります。相続手続きのような単発の業務であれば、有資格者で知識もある方でしたら依頼すればいいと思いますが、成年後見業務は、障害福祉や介護等に理解があり、本人の生活などをしっかりと考えて託せるような専門家への依頼が必要だと思います。

 

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