• 小森智文

コロナ禍だからこそ、おひとり様のこと

 コロナが流行し始めて、約1年近くになります。

 いつ、誰が、どこで感染するのか、自身が重症化するかどうか、仮に自身が無症状でも、家族など周りの方に感染させてしまうのではないかという不安がつきまといます。そして、これが局地的や、季節的な流行なら、まだしも、世界同時流行しているので、非常に厄介と言わざるを得ません。

 コロナ感染者が急増することによって、平時なら手術などで治せる病気であっても、搬送先の病院が見つからず、死に至る危険性も高まって来ています。


 私はプロフィールにも書いていますが、知的障害の兄2人の成年後見人をしております。兄も私も独身で、子供はおらず、法定相続人の第一順位にあたる親族はいません。第二順位にあたる両親は、父が9年前に、母は昨年に、祖父母は20年以上前に亡くなっており、我々兄弟が亡くなった場合は、第三順位の兄弟での相続になります。



 私は父が亡くなった直後に、万が一に備え、公正証書遺言を作成していますが、昨年、母が亡くなり、状況も変わりました。遺言執行者には、古くからの友人を指名し、手続を行ってもらうように手配をしています。しかし、遺言書だけで、すべての手続を行うことは困難だろうと考え、先月、エンディングノートを活用してみました。


 遺言書は大まかスキームを決めただけのものであって、より突っ込んだことについてはエンディングノートや、補完するようなメモなどを用意しなければ、なかなかスムーズには引き継げないだろうと実感しました。

 銀行の場合は通帳の有無や保管場所、債権の場合は証券の保管場所、生命保険・損害保険の加入状況や証券の保管場所、確定拠出年金の請求先、運転免許証・マイナンバーカード、健康保険証・年金手帳・パスポートの保管場所、兄達の成年後見人の選任方法、葬儀・お寺の依頼先、定期的に引落される公共料金等の利用者番号、SNSなどを含め個人登録しているもののIDとパスワードなどを書き出しました。

 少しでも、遺言執行者を務めてくれる友人の負担を減らすためには必要なことと思い、取り敢えず、半日で完成させました。そして、不要なものは、早めに断捨離を行うべきだと思うのですが、なかなか出来ていないことも改めて実感しました。


 最近は、インターネットバンキングなどを利用する人も増え、通帳もなく、また、取引金融機関からも、お知らせは手紙ではなくメールで送られて来て、家族でさえ気づかない遺産も増えているようです。

 どの会社のどの取引を利用しているかを分かるような内容を、まとめておくことも必要かと思います。 

 このような棚卸し作業は1回すればお終いではなく、年に1度など定期的に見直していくことが重要だと思います。


 私は親族の相続のことで嫌な経験をしました。また、両親の相続手続きで、公正証書遺言の効力が大きく、スムーズに手続きを実行できるということも感じております。

 

 経験をしているからこそ、アドバイスできることもあるかと思いますので、お気軽にご相談ください。

3回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示